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血管研究から画期的新薬へ
血管研究の成果にもとづく新発想で
これまでにない疾患治療法を提案する
炎症疾患/感染症を治療する
血管透過性を抑制するクスリの開発へ:
血管は血液を介して酸素や栄養を運搬するための単なる通り道ではありません。その透過性をダイナミックに変化させることで、血液と臓器間の物質や細胞の移動を制御しています。例えば、炎症性疾患、感染症においては、血管透過性が過剰に亢進することで病態が誘導されます。私たちは血管透過性の制御のしくみを理解し、それを制御する分子を開発することで、新しい戦略での疾患治療法を提案したいと考えています。
脳に効率よく薬物を届ける
脳血管透過性を制御するクスリの開発へ:
血管の機能は全身の臓器ごとに異なります。例えば、脳の血管は他臓器の血管に比べてその透過性が極めて低く保たれています。血液脳関門と呼ばれるこの機能は、脳を異物侵入から守る重要な役割を担っています。この一方で、血液脳関門は、脳への薬の送達をも妨げてしまうため、脳疾患治療や治療薬開発の妨げになっています。私たちは、この問題を解決するために、血液脳関門の機能を一過的に制御し、脳への薬の送達を促進する技術の開発を進めています。
線維化した臓器を元に戻す
血管を活用して臓器を復元するクスリ:
臓器は炎症などで繰り返しダメージを受けると、線維芽細胞が増加し線維化します。線維化は臓器の機能を低下させますが、ほとんど自然治癒しないため、患者さんの生活の質は生涯にわたり低下してしまいます。私たちはこの線維化した臓器を血管を活用して元通りに戻す根治療法の開発を行っています。
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